ブログを読んで頂き有り難うございます!!
総合商社系の鉄鋼商社に勤めています!
このブログでは、鉄鋼商社の仕事内容~就活情報や鉄鋼業界の現状について
皆様に伝えて行きたいと思います!
また私が新入社員時代に鉄鋼知識や業界知識を学ぶ際に情報取集するのに苦労
した経験がありますので、就活生や鉄鋼商社に入った新入社員の方々にも分かるように
記事を書いて行きたいと思います!
まず最初に「鉄鋼商社って何??」と思われている方が多いと思いますので
鉄鋼商社について説明していきたいと思います!
鉄鋼商社には、総合商社系、メーカー系、独立系と3つの区分があります。
総合商社系とは、伊藤忠丸紅鉄鋼、メタルワン、住商グローバルメタルズなどがあります。元は、総合商社である三菱商事、伊藤忠、住友商事の1部署でしだったが鉄鋼不況の時代に伊藤忠と丸紅が鉄鋼販売事業を存続・拡大する為に、お互いの鉄鋼部門を統合させ、伊藤忠丸紅鉄鋼を設立したのが総合商社系の鉄鋼商社の始まりです。
メーカー系とは、JFE商事、日鉄物産、神鋼商事などがあります。
JFEスチール、日本製鉄、神戸製鋼所のグループ会社で自分の所属しているメーカーの鋼材を取り扱う商社です。(JFE商事ならJFEグループの鋼材しか基本取扱できない)
総合商社やメーカーに所属していない鉄鋼専門商社の事を指します。
では鉄鋼商社の仕事について紹介して行きたいと思います!
ビジネスモデルは、トレードと事業投資があります。
トレードとは、鉄鋼商社の基本業務でお客さんが必要とされている鋼材を必要なタイミングでお届けできるように手配、サポートする業務です。トレード商売には、主に紐付きと店売りと2つの商売形態があります。
事業投資とは、鉄鋼メーカーや鋼材加工メーカーに出資して、その会社の利益を配当金としてもらったり、出資会社が鋼材手配する時に優先的に注文を貰える様にして売上・利益を増やす商売です。
次に商社機能を説明します!
大きく3つあり、金融機能、リスクマネジメント機能、情報・調査機能があります。
金融機能は、立替与信、債務保証、融資など様々な機能がありますが、一番シンプルな機能は、鉄鋼メーカーと販売先との間に入ることで鉄鋼メーカーには早期に代金を支払って資金繰りを助け、販売先には先方要望通りの長期の支払い条件で契約して上げる事によって、計画的に資金を回せるようにしてあげます。鉄鋼メーカーへの支払いから販売先からの入金まで時間差がある為、その期間の貸し倒れリスクも商社でマネージメントしています。
リスクマネジメント機能とは、発展途上国などの海外で商売を行う時に商社のグローバルな情報網や過去から蓄積された経験を生かし、リスクを管理を行う事です。取引先から代金を確実に貰う為に、担保を取得したり、保険を利用する事もリスクマネジメントの一環です。
情報・調査機能は、総合商社系なら株主である総合商社のネットワークを活用し、世界情勢、業界情報、先端技術情報など幅広い情報を入手する事ができ、取引先が新規開拓や海外展開する時などに協力します。
また国内商売でも競合先の情報や取引先の商談状況などの情報を入手し、鉄鋼メーカーと協力して拡販していく事もします。
以上、簡単に鉄鋼商社のビジネスや機能を説明しましたが、この他にも様々なビジネスや機能がある為、別途詳しく記事を投稿しようと思っています!
商社に入るからには大きな仕事に携わりたい!!と思う就活生が多いと思いますが、鉄鋼商社のビジネスは、比較的金額も規模も大きなビジネスに関わることが出来るのでとても魅力的だと思います!
例えば、海外のODA案件などにも関わることができたり、日本国内では国家プロジェクトに携わる事も部署によっては多く経験する事ができます!
厚板と言われる商材では、防衛省案件で護衛艦の建造やこれから伸びてくる可能性がある、洋上風力案件などにも関わることができます。
給料も総合商社系の伊藤忠丸紅鉄鋼やメタルワンなどは、30歳を過ぎたあたりで年収1,000万円を超えてくる為、総合商社と比較しても大きな差は御座いません。
メーカ系や独立系も平均年収が700~800万円程度ある為、他の業界と比べても悪くないと思います!
初めての投稿なのでまとまりのない記事ですいません!これから少しでもためになるような記事などを書いていきたいと思います!
何か知りたい情報など御座いましたら、気軽にコメントお願いします!!